<用意するもの>
フキの茎、蓮根、醤油、砂糖、塩
<作り方>
(1)まず、まな板上にフキの茎を並べて置き、塩をかけます。そして手の平で力強く転がします。するとフキの薄皮と筋が剥がれてきます。
(2)「板ずり」を済ませたフキを、塩を含んだ沸騰水に入れて茹でます。時間は3~5分。
(3)茹で上がったフキを手早く冷水に入れます。そしてフキの先端に爪をたてて、フキの薄皮と筋を剥きます。その際のコツは、フキの先端から約3 cmくらいのところまで、数本の薄皮・筋を剥いでおいて、集まった薄皮・筋を全部持って一度に引いて別の端まで剥くと、途中で薄皮が切れることなく効率よく剥くことができます。
(4)薄皮・筋を剥いたフキを適当な長さに切りそろえます。蓮根と一緒にキンピラを作るので、蓮根を厚さ約3~5 mmの輪切りにして、それをさらに2つに切り分けます。
(5)フライパンに油を敷いて、まず蓮根から炒めます、蓮根に十分熱が通ったのを確認してから、フキをフライパンにいれて炒めます。その後醤油と砂糖、それにきざみ唐辛子を加えて、さらに炒めます。水分を良く蒸発させて、キンピラを仕上げてゆきます。
(6)皿に、出来あがったキンピラを盛り、油揚げ・玉ねぎ・人参の煮物、さらに千切り人参のマヨネーズ和えをのせました。
<考察>
フキの茎を重曹(炭酸水素ナトリウム)でアク抜きをすると、空気酸化して黒くなってしまいます。要注意です! しかし、黒くなった茎を醤油と砂糖と共に煮て佃煮にすると、美味しく食べることができます。